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カクテルのつくり方 基本の4つの技法シェーク、ブレンド、ビルド、ステア
この記事ではカクテルをつくる際の基本の4つの技法、シェーク、ブレンド、ビルド、ステアについてご紹介していきます。
この4つの技法を学ぶことで自分でカクテルをつくる際に、いつもよりワンランク上のお酒を楽しむことができるかもしれません。
この4つの技にもひとつひとつ意味があり、その作業で何をしているのかということをしっかり理解することで完成するカクテルも全然異なってきます。
シェークとブレンドに関しては、シェーカーやミキサーが必要なので、実際にお店などで活用するのは難しいとは思います。
しかし、ビルドとステアに関しては、知っていれば居酒屋などでも活用できる技法となっているので、活用してみてください。
それではさっそくですが説明していきます。
シェーク
このシェークというのはみなさんもお分かりになると思いますが、シェーカーという銀色の入れ物に入れてかっこよく振っている姿を想像するのではないでしょうか。
このシェークには大きく3つの効果があります。「混ぜる」「冷やす」「味をまろやかにする」の3つです。
「混ぜる」というのはそのままなのですが、シェーカーに入れたものを振って中の材料を混ぜるということです。
ただ、この「混ぜる」という作業が非常に重要なんです。この振り方ひとつで味が変わってしまうと言われています。
なので、つくり手の腕が試される重要な作業となっています。
次に「冷やす」という作業ですが、こちらはシェーカーに材料を入れ氷を8分目まで満たしシェークすることで、材料を冷やす役割があります。
「味をまろやかにする」は材料をシェークすることで材料を調和させ、空気を混ぜることで、味をまろやかにする効果もあります。
これら3つのことをシェークという作業で行っているのでとても重要な作業となっています。
中の状態がどのようになっているのか想像しながらどの程度シェークすれば良いのか見極める、この見極めはプロでも難しいと言われています。
ブレンド
ブレンドとはバーブレンダー(もしくはミキサー)を使用してクラッシュドアイスと材料を攪拌しフローズンスタイルのカクテルをつくることを言います。
こちらはあまり聞いたことがないと思います。
実際つくるのもわざわざ機械を出してつくらなくてはいけないので、ちょっと手間ですよね。
なので、バーに行った際に頼むと良いですね。
自分がつくるより美味しくつくってくれますし、準備や後片付けもしなくて済むのでお店で飲むことをおすすめします。
プロがつくるフローズンカクテルは味がしっかりしていて、氷の舌触りも絶妙でとても美味しいです。
興味がある方は一度バーで飲んでみてください。
ビルド
ビルドとはグラスに直接材料を注ぎ、グラスの中で材料を混ぜる方法のことです。
炭酸水の泡を使ってグラスの下に溜まっている材料を混ぜるという仕組みで、ここで注意することは混ぜようとするあまり炭酸水を勢いよく注ぎ過ぎてしまうことです。
そうすることで炭酸が抜けてしまい腑抜けた味になってしまいます。
炭酸水を入れる際は、氷に直接炭酸水をあてずに注ぐことがポイントです。
炭酸水が直接氷にあたると、氷が解けて水っぽくなってしまうので注意して注いでください。
炭酸水を入れたら1~2回、炭酸水が抜けないようにバースプーンで軽く混ぜたら完成です。
ステア
ステアとは「混ぜる」という意味です。
こちらは最初に説明したシェークとはことなり、ミキシンググラス内でバースプーンを使用して材料を混ぜてグラスに注ぐ方法です。
バースプーンでグラスの底に溜まっているものを上に持ち上げるイメージを持ち、円を描くようにかき混ぜます。
文章ではイメージし辛いと思いますので、ユーチューブなどで「ステア やり方」で調べた方が分かりやすいと思います。
こちらは比較的混ざりやすい材料を混ぜる場合に行います。
材料ひとつひとつの風味を生かす技法なので、氷と材料は素早く混ぜるようにしてください。
少しこだわってカクテルをつくりたいという方は、ミキシンググラスに入れた氷の面取り(氷の角を丸くすること)をしてみると良いかもしれません。
自宅でここまでする方はあまりいないと思いますが、一応ご紹介しておきます。
ミキシンググラスに氷と水を入れてステアし、氷の丸くなったら水を捨てストレーナーという専用の機器があれば簡単なのですが、普通はないと思いますので適当に分けてください。
最後に
ここまでカクテルをつくる基本音4つの技法をご紹介してきましたがどうでしたでしょうか。
ちょっとしたカクテルつくりの知識を知っていたらいつも飲んでいるお酒も、少し美味しく感じるのではないでしょうか。
お酒を飲むことしかしていなかった方も、自分でこだわってつくったお酒は誰かにつくってもらったお酒とは違った味わいに感じられると思います。
この機会に自分でカクテルをつくってみてはいかがでしょうか。