ニッカウヰスキー

竹鶴政孝 ものづくりへのこだわり 竹鶴ウイスキーについて 後編

世界に認められたウイスキー

ニッカウヰスキーを設立した後、竹鶴政孝はウイスキーつくりに尽力して、本場スコットランドにのウイスキーに負けないものをつくり続けました。

1960年頃、竹鶴政孝の職人気質な性格が影響して経営の危機を迎えましたが、なんとか乗り越えてきました。

それは竹鶴政孝が亡くなった後の現在のニッカウヰスキーでも、ものづくりにおいて妥協しないという意思が色濃く表れています。

企業の利益を第一と考えるのではなく、本当に良いものをお客様に飲んでもらうことを何よりも大切にしています。

その一つの例が以下の写真です。余市蒸留所では今でも「石炭直火過熱」で蒸留を行っています。

その他にも宮城ではカフェ式連続式蒸留器で蒸留していたりと細かい部分までこだわってつくっていたりとウイスキーづくりの工程一つ一つが飲む人のことを考えてつくられています。

石炭直火加熱

1983年に国内ウイスキーの消費量がピークを迎えてから、ウイスキー業界全体が衰退の一途をたどってきました。

その中でも、ものづくりに妥協しないで何十年もつくり続けてようやくニッカウヰスキーが日の光を浴びることになります。

 

念願の品評会での賞を獲得

ニッカウヰスキーの名前が世界に広まるきっかけとなったのは、2001年に『ウイスキーマガジン』が主催した「ベスト・オブ・ザ・ベスト」という鑑定イベントです。

そこで、ニッカウヰスキーの「シングルカスク余市」が“世界最高得点”を獲得しました。

それから、本場ヨーロッパのウイスキーを抑えて多くの賞を受賞しています。

400~500年の歴史があるウイスキー産業において、100年の歴史もない日本が賞を取るのは極めて異例なことなんです!!

なぜニッカウヰスキーは製造を始めて日が浅いにも関わらず、本場スコットランドのウイスキーを抑えて賞を受賞することができているのか!?

みなさんとても気になると思いますので、ニッカウヰスキーの「竹鶴」がどのようにつくられているのか紹介していきたいと思います。

 

ニッカウヰスキー「竹鶴」

まず、「竹鶴」ですが、このウイスキーの種類はピュアモルトウイスキーです。

ピュアモルトウイスキーとは何だと思った方がいらっしゃると思いますが、これは2つの蒸留所のモルトウイスキーをヴァッティングしてつくられているもののことを指します。

2つの蒸留所は北海道の余市蒸留所と宮城県にある宮城峡蒸留所のモルトウイスキーです。

それぞれの場所で「余市」、「宮城峡」をつくっています。

この2つのウイスキーをつくったのは、とても意味があるんです!!

竹鶴政孝はスコットランドから帰ってきておそらくこの2つの蒸留所を完成させたいと考えていたと思います。

なぜなら、スコットランドでは、他社の原酒を交換しブレンドしてウイスキーをつくるんです。

スコットランドではざっくり本当に大きく分けるとハイランドとローランドに分かれていて、それぞれの場所でウイスキーの特徴が違うんです。

この異なったウイスキーを混ぜることで、最高のウイスキーができると言われています。

だから竹鶴政孝はあえて遠く離れた北海道と宮城県に蒸留所を建設したのではないかと思います。

実際のところ竹鶴政孝が何を考えていたのかはわかりませんが、、、

 

受け継がれるブレンドの技術

ともあれ、ニッカウヰスキーでは「余市」、「宮城峡」この2つのモルトウイスキーをブレンダーの方が何度もテイスティングをしながら、その時に出来上がるウイスキーで最高の味になるようにブレンドしてつくっているんです。

このブレンドができるのは社内でも数人しかいないそうです。

このブレンドの技術は、竹鶴政孝が本場スコットランドで学んできたもので、代々受け継がれて日々進化しているそうです。

私は、この本場で培った製造技術とブレンド技術、そして竹鶴政孝のものつくりに妥協しない心があり、本当に良いものをつくっていこうとしていたから、世界で最高の賞を受賞することができたのではないかと思います。

詳しいことは以下の本に記載されていますので、よろしければご覧ください。

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最後に

前編からここまで、ウイスキーについてのざっくりとした説明から、「竹鶴」についての説明をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

1つのウイスキーがどれだけこだわり抜いてつくられているのか知っていただけたかと思います。

この他にもこだわりのポイントはたくさんあるのですが、とても長くなってしまうと思うので、今回はこの辺にしておきます。

この記事を読む前と呼んだ後では、ウイスキーの味わい方が変わるのではないかと思います。

是非一度お試しください。きっとウイスキーが好きになれると思います。

 


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