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ニッカウヰスキー余市蒸留所の見学に行ってきた
この記事では、ニッカウヰスキー余市蒸留所の見学の流れをご紹介していきます。
ウイスキーが好きな方は、一度は蒸留所の見学に行きたいと思っている方は多いと思います。
しかし、蒸留所の見学っていってもどのような流れで見学まで申し込めばよいのか分からないと思う方もいらっしゃると思います。
なので、そこら辺の流れと実際にどのようなところを見学するのか紹介していきます。
申し込みの流れ
余市蒸留所の見学は、公式のホームページから申し込む形になります。
申し込み時の注意事項としては、予約は意外とすぐにいっぱいになってしまうということです。
なので、行く日にちが決まったら早めに予約しておいた方が良いと思います。
そして、蒸留所の見学を申し込んだら、ついでにオプションのセミナーやイベントに申し込むことをおすすめします。
イベントでは、自分で作ったカクテルを飲むことができたり、普段一般公開されていない旧竹鶴邸を見学できたりします。
蒸留所の見学自体は90分程度で終わってしまうので、どうせなら、ここでしかできない経験をしてみるのも良いかもしれません。
以下のURLからとんでいただいて、日付、時間、人数などの情報をいただくだけで、予約は完了となります。
空港からの行き方
私は東京から北海道に向かったので、成田空港から飛行機で約2時間かけて向かいました。
この旅行は1泊2日だったので、1日目は千歳空港からすすきのへ向かい、夜のすすきのを満喫していました。
蒸留所の方へは2日目に行くことになっていたので、その日は、ほどほどに楽しんでホテルへと戻りました。
2日目は、すすきのから余市へと向かいます。これが意外と遠く、電車で1時間程度。
そして、小樽からバスに乗り継ぎ、バスで30分ほど揺られ、合計で1時間30分ほどかけてようやく蒸留所へ到着しました。
私は時間がなかったので、小樽からバスを使用しましたが、電車で2時間ほどかければ行くこともできます。
電車だけで行くか、バスも使用するか、時間との兼ね合いを考えて使い分けてください。
工場見学の始まり
本記事の最初に写っている立派な正門を抜けると、このような場所に出ます。
そして、入って左側の建物に入り、荷物をロッカーの中にしまい準備を済ませました。
時間になると工場を案内してくれる方がきて、ウイスキーをつくる工程をひとつひとつ丁寧に説明してくれるので、とても勉強になります。
順番はとしましては下記の通りです。
原料→キルン塔→糖化→発酵→蒸留→熟成
まず初めに原料の説明を受けます。
そして、原料の麦をキルン塔でピート(泥炭)の香りを付けてこだわってウイスキーをつくっていますよという感じで、説明が進んでいきます。
このウイスキー製造の説明を受けている途中に、竹鶴邸の見学をしたり、建物の説明を受けたりし、ニッカウヰスキーを設立した竹鶴政孝、妻のリタの話を聞くことができます。
工場見学の流れ
各工程のざっくりとした説明は以下の通りです。
原料 | 大粒で良質な大麦を発芽させ、大麦麦芽をつくる |
乾燥 | キルン塔でピートを燃やし、麦芽を乾燥。この過程でモルトウイスキー独特のスモーキー・フレーバーをつける |
糖化 | 粉砕した麦芽に温水を加え、麦芽に含まれる酵素を働かせてデンプンを甘い麦汁に変える |
発酵 | 麦汁に酵母を加えて糖をアルコールに変える |
蒸留 | ポットスチルでアルコールを取り出し、2回蒸留する。この段階でのウイスキーの色は無色透明 |
熟成 | オーク材の樽に詰め寝かせる。長期間寝かせることで、豊かな香味と琥珀色を身につける |
各工程設備の細かい説明は、実際に余市蒸留所に行って機械を見ながらガイドさんから直接聞いてきてください。
見どころとしては、こちらの蒸留の工程です。
ニッカウヰスキーは創業から石炭直火加熱という製法で蒸留を行っています。
この製法で蒸留しているのは、日本でもこの蒸留所だけだとか。
工場見学の後は
工場見学の後は、試飲チケットをもらうことができ、3種類のウイスキーの試飲をすることができます。
シングルモルト余市、スーパーニッカ、アップルワインの3種類の試飲ができます。
上に写真を載せましたが、それぞれのウイスキーのおすすめの飲み方が書いてあるので、是非参考にしてください。
ここで、自分の好きなウイスキーを見つけておいて後に紹介します、お土産ショップで購入する際の参考にしると良いかもしれません。
お土産ショップ NORTH-LAND
試飲した会場の横にありますのが、このNORTH-LANDというお土産ショップです。
ここには、ニッカウヰスキーの商品が多数取り揃えられていて、さらにここでしか買えないお土産もあるので、是非足を運んでください。
ちなみに私のおすすめは、アップルブランデーとニッカのチョコレートです。
そして、私は時間がなくて行けなかったのですが、ニッカ会館レストラン 樽というものがありますので、食事も一緒に楽しみたいという方は行った方が良いですね。
ニッカウヰスキー博物館
工場内には博物館も併設されており、ここに来ればウイスキーの歴史からニッカウヰスキーの生い立ちまで詳細に知ることができます。
映像やパネル、展示物などが数多くありますので、楽しく分かりやすく学ぶことができます。
博物館は2棟に分かれており、1つは「ウイスキー館」、もう1つは「ニッカ館」というものです。
前者はウイスキー全般の情報、5大ウイスキーの情報や樽の説明などの情報がメインとなっております。
後者はニッカウヰスキーのこと、政孝とリタの2人が大日本果汁を設立するまでの時代を中心的に紹介されています。
最後に
ここまでニッカウヰスキー余市蒸留所の工場見学について紹介してきました。
今回紹介しました余市蒸留所は、ウイスキー好きの方にはたまらないと思います。
この見学で、ニッカウヰスキーがウイスキーづくりにとてもこだわっているのだと理解することができると思います。
場所が北海道ということもあり、少し行くことが厳しいかもしれませんが、今は格安航空会社もあるので、そこまで費用が掛からないと思います。
私は平日に行ったので、往復で1万2千円くらいでした。
時間も飛行機なら2時間もかからないので、1泊2日でいけると思います。
余った時間は私のようにすすきので遊ぶといったこともできると思いますので、是非足を運んでみてください。
今後は日本全国の蒸留所の情報を紹介できればと思います。
次回をお楽しみに!!